こんにちは、星猿(ホシサル)です。
星猿ブログを見ていただき、ありがとうございます。
今回は、野球 警告試合について、事例を交えて簡単解説します。
野球 警告試合 どんなとき? 教えてほしい
野球 警告試合とは、報復行為や乱闘行為を未然に防ぐため、死球(デッドボール)や危険なプレイを行ったそのチームの選手や監督コーチ等を、退場させることを審判員が宣告した試合(ゲーム)を指します。
主に投手(ピッチャー)の場合は、打者(バッター)の頭部付近に危険な投球に対して、宣告される「危険球退場」代表的なものです。
野球 警告試合 なんで退場になるの?
通常は、普通の死球(デッドボール)で退場になることは、まずありません。
「警告試合」とは、審判団が危険な要素を含んだ試合と判断した際に、責任審判員から発令されます。
審判団が、報復行為を防ぐというのが第一だからです。
警告試合が宣告された試合では、審判団が報復行為と判断すれば、故意であるかどうかに関わらずに、当該のプレイの選手やそのチームの選手や監督コーチ等に退場を宣告することができます。
また、野手でもクロスプレイの危険なスライディングが、報復と判断されれば退場となる可能性はあります。
日本野球機構(N P B)の場合、審判団は警告を発し、警告試合とする旨を宣告します。
公認野球規則では、警告試合を規定した規則はありません。
しかし、規則8.02(d)項で危険球を厳しく禁じており、これを投球した投手および、そのチームの監督には審判員より退場をもしくは、同様の行為をもう一度行った場合は、即刻退場させる旨の警告が発せられると定められています。
野球 警告試合 退場になるとどうなるの?
警告試合の宣告で退場になった選手には、処分が下されることが多いです。
主に罰金が多く、その罰金額は万単位の金額です。
また、出場停止処分も課せられる場合もあります。
なお、故意に投げたと認めにくい危険球での退場となった選手については、ペナルティがない場合もあります。
野球 警告試合 事例
事例 プロ野球(N P B)
Sチーム 対 Gチーム
交流戦3連戦の第1戦目 第2戦目では2試合わせて6個の死球を出した。
特に2戦目の試合SチームW選手への死球で、GチームのR選手と、SチームのH選手が乱闘になりそうな険悪なムードを残して、試合を終えた。
その結果、審判団より宣告されたのは・・・
解説
審判団より交流戦の3連戦 第3戦目は、「アグリーメント」に基づいて警告試合が宣告されました。
- 日本野球機構(N P B)セントラルリーグ パシフィックリーグ 両リーグの「アグリーメント」とは、申し合わせ事項のことです。
事例 (プロ野球 1イニングに3死球)
Oチーム 対 Nチーム
9回の表 Nチームの攻撃時、Oチームの投手(ピッチャー)がNチームの4番打者(バッター) 6番打者(バッター) 8番打者(バッター)の3者に死球(デッドボール)を与えた。
3回目の死球(デッドボール)で、Nチームのコーチが飛び出したのを契機に、両チームが一斉にグランドへなだれ込む事態になった。
その際、乱闘事件にはならなかったが、結果・・・?
解説
このケースでは、両チームの乱闘にはなりませんでしたが、球審の判断によって警告試合の宣告が発せられました。
事例(プロ野球 通常の死球で危険球退場)
Yチーム 対 Rチーム
Yチームの投手(ピッチャー)が、Rチームの打者(バッター)に対して、初球に死球(デッドボール)を与えた。
その後、両チームの選手がもみ合いとなり、球審より観客に向けて、この試合を警告試合とする旨をアナウンスした。
しかし、Yチームの攻撃時に、Rチームの投手(ピッチャー)がYチームの打者(バッター)に死球(デッドボール)を投じた。
結果・・・
解説
球審は、Rチームの投手(ピッチャー)を「危険球退場」の宣告をしました。
Yチームの打者(バッター)に投じ死球(デッドボール)は、打者の肘に当たる死球(デッドボール)で、通常では、退場処分にはなりませんが、警告試合が発せられている状況では、故意であろうがなかろうが退場処分になるでしょう。
まとめ
野球 警告試合とは、報復行為や乱闘行為を未然に防ぐため、死球(デッドボール)や危険なプレイを行ったそのチームの選手や、監督コーチ等を退場させることを審判員が宣告した試合(ゲーム)を指します。
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