こんにちは、星猿(ホシサル)です。
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今回は、野球 投手(ピッチャー)の自責点について事例を交えて簡単解説します。
投手(ピッチャー)の自責点? どんなの?
投手(ピッチャー)の自責点とは、1イニング、3アウト前に失った点の内、投手(ピッチャー)の責任となる失点のことです。
自責点となるのは、安打、犠飛、犠打、刺殺、四死球(故意の四球も含む)暴投、ボーク、野手選択(フィルダースチョイス)盗塁によって進塁した走者(ランナー)が得点したとき、失点と一緒に自責点が記録されます。
しかし、第3アウトを取る機会(野手の失策等でアウトにできなかった時)を得た後の失点は自責点にはなりません。
自責点になる時 どんな時?
投手(ピッチャー)の自責点の失点は、誰が見ても明らかな事実と、記録員の判断によって変わってきます。
投手(ピッチャー)の防御率は、自責点を基に計算されるので、投手にとってはとても重要です。
自責点 事例
事例
投手(ピッチャー)が、2アウト走者(ランナー)無しから、3番打者(バッター)に三塁(サード)ゴロを打たせました。
三塁手は捕球して一塁手(ファースト)へ送球しましたが、暴投してしまいました。
結果、2アウト1塁になり、次の4番打者(バッター)また5番打者(バッター)に連続本塁打(ホ-ムラン)を打たれてしまいました。
その後の6番打者(バッター)は三振に打ち取りました。
解説
この投手(ピッチャー)の自責点は0、防御率も0.00となります。
投手が責任を負う失点ではありません。
三塁手(サード)の失策(暴投)がなければ3アウトでチェンジになっていたからです。
このように3アウト目が野手の失策でチェンジにできなかった場合は、その後、大量得点を取られても自責点0、防御率0.00です。
事例
1アウト走者(ランナー)3塁、打者(バッター)の打球は2塁への当たりの弱いゴロを打ちました。
その際、2塁手(セカンド)が、捕球の時ハンブルをしてしまいました。
その隙を見て、3塁走者(ランナー)は本塁(ホーム)を狙い生還しました。
解説
このケースは、2塁手(セカンド)が捕球時にハンブルせずにプレイしても走者(ランナー)は本塁(ホーム)へ生還できたと記録員は判断しました。
結果、投手(ピッチャー)には自責点がついて、打者(バッター)には打点がつきます。
事例
1アウト、走者(ランナー)無し、4番打者(バッター)が左中間に2塁打(ツーベースヒット)を打ちました。
ボールは右翼手(レフト)から2塁ベース(セカンド)に返球されましたが、ボールは2塁ベースから大きくそれてしまい、その隙に2塁走者は3塁へ進塁しました。
その後、1アウト走者3塁で、5番打者にレフト前にシングルヒットを打たれました。
その後は、後続の打者2人は抑えました。
解説
このケースは、投手(ピッチャー)の自責点付きません。
右翼手(レフト)の返球ミスがなければ5番打者(バッター)の安打(シングルヒット)で3塁に止まり、得点にはならなかったと記録員は判断しました。
安打(ヒット)が2塁打以上であれば、記録員は投手(ピッチャー)に自責点を付けます。
事例
後攻めの先発投手(ピッチャー)が、5回まで相手チームを無失点に抑えています。
6回の表,先頭打者(バッター)に安打(シングルヒット)を打たれ0アウト、走者(ランナー)1塁となりました。
この時、先発投手は指先の故障で降板しました。
変わった中継ぎ投手がマウンドに上がり、打者をショートゴロで2塁封殺にしました。
しかし、その後1アウト1塁で、次の打者に本塁打(ホ-ムラン)を打たれてしまいました。
解説
このケースでは、先発投手(ピッチャー)には失点1、自責点1が付き、次の中継ぎ投手にも失点1、自責点1が付きます。
本塁を踏んだ2人は中継ぎ投手が対戦した打者(バッター)ですが、先発投手が残した走者(ランナー)がいなければ、1人目の打者はアウトになっていた状況のためです。
まとめ
投手(ピッチャー)の自責点とは、1イニング、アウトの機会が3回ある前に失った失点の内、投手が責任を負うべき失点のことを言います。
安打、犠飛、犠打、刺殺、四死球(故意の四死球も含む)暴投、ボーク、野手選択(フィルダースチョイス)、盗塁によって、進塁した走者が得点した時は、失点とともに自責点が記録されます。
➡タッチ 防御率はこちらへ【野球】 投手 防御率とは? 何なの? 事例を交えて簡単解説します。
➡自責点の出し方はこちらへ野球 自責点とは どんなの? 問題 2問 復習編
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