【野球】 盲点 第4アウト どんなの?事例を交えて簡単解説します

こんにちは、星猿(ホシサル)です。

星猿ブログを見ていただき ありがとうございます。

今回は、野球の盲点、第4アウトについて簡単解説します。

 

野球 第4アウト どう言うこと?

 

結論から言います。

野球の第4アウトとは、野球の試合で守備側が1イニング中に3個のアウトを取った後、審判員へアピールアウトを申入れ、認められたアウトのことです。

野球規則で「第4アウト」とはありません。

第3アウトがアピールによって成立した後でも、守備側チームは、このアウトよりもほかに有利なアピールプレイがあれば、その有利なアピールアウトを選んで先の第3アウトと置き換えることができます。

守備側は、1イニング中における3個目のアウト(第3アウト)を成立させた後であってもアピールプレイを行うことが認められていて、審判員がそのアピールを認めればアウトを宣告します。

このアウトは、当該イニングにおいて4番目に宣告されたアウトであるため俗に言う「第4アウト」と呼ばれます。

野球では1イニングに記録されるアウトは3個までのため、第4アウトが発生した場合は、当初の第3アウト成立までに起こったプレイの記録は取り消され、第4アウト成立までのプレイが記録上の第3アウトになります。

これを「第3アウトの置き換え」と呼ばれています。

守備側は、このアピールで攻撃側の得点を無効にできるケースがあります。

第三ストライク成立後のアピールプレイは、守備側の投手や野手がベンチに戻るために,ファウルラインを越えてフェア地域を出てしまったら、その時点でアピールプレイは消滅します。

これは攻守交代と試合終了いずれの場合も同じです。

 

アピールプレイとタイムプレイの二つのルール

 

第4アウトが発生するケースでは、アピールプレイとタイムプレイが深く関わってきます。

アピールプレイは、守備側のチームが審判員にアピールして、それが認められた時はアウトが確定するルールです。

アピールをしなければ、判定は変わりません。

 

タイムプレイは、フォースプレイではない状況で、第三目のアウトよりも走者(ランナー)が本塁の到達が早かった場合は得点が認められるルールです。

フォースプレイが解除されているというところがポイントで、タッチプレイになっている場面で適用されます。

 

第4アウト 発生事例

 

事例

2019年7月21日におこなわれた 第101回 秋田大会決勝戦

明桜高校 対 秋田中央高校戦は、11回の表、一死(1アウト)走者(ランナー)二塁、三塁、明桜高校の打者が放った飛球を、秋田中央高校の右翼手(ライト)がスライディングキャッチのファインプレイをしました。

これで二死(2アウト)その際、明桜高校の二塁走者(ランナー)と三塁走者(ランナー)が、それぞれ飛び出していて、送球を受けた二塁手(セカンド)が二塁を踏んで二塁走者(ランナー)をアウトにしました。

これで、三死(3アウト)です。

その際、三塁走者(ランナー)は、二塁走者(ランナー)のアウトより先に本塁へ到達していて審判は得点を宣告していました。

併殺により、攻守交代と思われましたが、秋田中央高校の二塁手(セカンド)は三塁に触球して三塁走者(ランナー)のリタッチしてないことをアピールして、審判員に認められ、第三アウトと置き換えられて三塁走者(ランナー)の得点は無効になりました。

 

事例

二死(2アウト)走者(ランナー)一塁、打者(バッター)がセンターオーバーの長打を打ちました。一塁走者(ランナー)は、二塁ベースに触れずに三塁ベースに触れ、本塁ベースを踏みホームインしました。

そのあと、打者走者(バッターランナー)は、一塁、二塁を踏み、三塁に向かい走りましたが、中継手(センター)からの送球でアウトになりました。

この際、二塁手(セカンド)は、一塁走者(ランナー)が二塁ベースに触れていないことを審判員にアピールして認められ、一塁走者(ランナー)の得点が無効になりました。

結果、第四アウトが、第三アウトに置き換えられました。

 

第4アウトに置き換えできない事例

 

一死(1アウト)走者(ランナー)一塁・三塁で、打者(バッター)が、レフトにホームラン制の打球を打ちました。

二塁・三塁の走者(ランナー)ともタッチアップせずに本塁へ到達ホームインしました。

ところが、左翼手(レフト)が、この打球をまさかのナイスキャッチをしました。そのあと三塁へ送球して三塁走者(ランナー)をアウトにしました。

 

このケース一死(1アウト)で、二塁走者(ランナー)・三塁走者(ランナー)が本塁(ホームベース)を踏んでいるため、どちらかの走者(ランナー)をアウトにしても1点は認められます。

このケースは、守備側が有利になることはないので第四アウトは成立しません。


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まとめ

 

野球の第4アウトとは、野球の試合で守備側が、1イニング中に三3個のアウトを取った後に、審判員へアピールでアウトを行って認められたアウトのことです。

 

➡野球 第4アウトはこちらへ野球 第4アウトとは どんなの? 問題10問 確認編

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