【野球】 クイックモーション(投球) どんなの?

こんにちは、星猿(ホシサル)です。

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今回は、野球の投手(ピッチャー)のクイックモーションについて簡単解説します。

 

クイック投球(モーション) どんなの?

 

野球のクイックモーションとは、投手が投球動作を素早くすることで、盗塁を防ぐ投球のことです。

クイック投法やクイックと呼ばれて、アメリカのメジャーリーグでは、スライドステップと呼ばれています。

自由の方の足を上に上げずに、スライドさせて投げたり、あらかじめ、ひざを曲げて重心を低くしたり、投球動作を小さくするなどして投球します。

一般的に、投球開始から捕手にボールが到達するまで1.2秒台です。

日本の球界でクイックモーションを戦術として、最初に導入したのはパリーグで、当時の西鉄ライオンズの三原監督「盗塁阻止」を戦術として投手陣へクイックモーションを実践させました。

盗塁の阻止は、捕手(キャッチャー)と投手(ピッチャー)の共同作業で阻止することができると、三原監督の理論です。

 

盗塁 1塁から2塁 4秒

 

盗塁の際に走者(ランナー)が1塁から2塁へ進塁するには、1塁のスタートを切って4秒かかります。

それに対して、投手(ピッチャー)がモーションを起こしてから捕手(キャッチャー)が二塁へ送球するまで4秒から4.1秒かかるので、最低0.2秒送球タイムを短くしなければセーフになってしまうということです。

三原監督は西鉄ライオンズを退団後、1960年大洋ホエールズ(現 横浜ベイスターズ)の監督に就任して、投手陣にクイックモーションを徹底させることがきっかけとなり、セリーグも戦術としてクイックモーションが一般化しました。

1970年代になると、走塁のレベルも高くなり、クイックモーションが改良されて「すり足クイック」が考案されました。アメリカ メジャーリーグでも、1980年代後半にメジャーリーグの投手(ピッチャー)ではスライドステップクイックが使われるようになりました。

クイックモーションのメリット デメリット

 

メリットは 何なの?

クイックモーションで投げると、走者(ランナー)も意識をするので、そう簡単には、スタートを切れなくなります。

走者(ランナー)がいない場合でも、打者(バッター)のタイミングをはずすにも効果があります。

 

デメリットは 何なの?

クイックモーションのデメリットは、球威、制球力が落ちます。球威が落ち、甘いボールになるので、打たれる可能性も高くなります。

また、クイックモーションは、投球モーションが通常と違い、モーションが早く、小さくなるので、身体に無理もかかり故障になる可能性もあります。

正規のフォームが崩れて、コントロールが乱れることもあります。正規のフォームを崩さないように注意してください。

 

クイック投球などの反則投球

 

打者(バッター)が、まだ正規に構えていない時に投げること。

バッターの不意を突く投球で、クイックピッチ(または、クイックリターンピツチとも言います)これは反則投球であり、走者(ランナー)がいればボークとなり、走者(ランナー)がいなければボールカウントとなります。

 

反則投球(投球違反)とは? どんなの

投手(ピッチャー)がボールや手に投球時、不正に細工を加えること。

・投手板を囲む18フィートの円の中で、投球する手を、口や唇に付ける。

・ボールに異物を付けたり、異物を所持する。

・ボールに投球する際、唾液をつける。

・他 疑わしい行為。

反則投球は、ボールや手に細工を加えて変化球の精度を不正に上げたりすることが可能なため、不正投球を防ぐためのルールです。

投手(ピッチャー)が、手を口当てるなどの行為を行ったときは、審判員はボールを宣告して警告を与えるのが基本ルールです。

基本はありますが、日本では、プロアマ共に審判の判断になります。

ボールは宣告せずに投手(ピッチャー)に注意を与え、ボールを交換します。

寒い日に口に手をあて息を吹きつける行為は、試合前に両チームの監督の同意があれば認められます。

 

まとめ

 

クイックモーションとは、投手(ピッチャー)が投球動作を素早くすることで、盗塁を防ぐ投球です。その方法として、自由な方の足をスライドステップして投球を素早くします。

➡野球クイックモーションはこちらです クイックモーションとは? どんなの問題10問 確認編

 

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