こんにちは、星猿(ホシサル)です。
星猿ブログをみていただき、ありがとうございます。
今回は、野球の変化球、ツーシームについての特徴などを簡単解説します。
Contents
① 野球ツーシームの特徴
投手(ピッチャー)により、ボールの質や変化が違うことがあります。
ツーシームは同じストレートでも打者(バッター)の手元で少し変化(沈む)するボールです。
ストレート(フォーシーム)と比べてボールの回転が少なく、揚力が少なくなるため、その分ボールが沈む軌道を描きます。
2本の縫い目に引っかけて投げるため、ボールが一回転する間にボールの縫い目が2回通過します。
② 野球ツーシームの握り方
一般のストレートをフォーシームと呼ぶのに対しツーシームというストレートもあります。
ボールの2本の縫い目の近付いたところの縫い目に人差し指と中指を置きます。
親指は下側の縫い目に、腕の振りは基本的には、ストレートと同じです。
若干沈み変化する球種です。サイドスローの投手(ピッチャー)は、この握りでストレートと同じように投げれば、ツーシームの変化になります。
➂ 野球ツーシームの効果
ツーシームは、人差し指や中指のかける力の入れ具合の比率を変えれば、微妙にシュートさせたり、スライドさせたりコントロールができます。
球速がストレート並みなので、変化量があって手元で変化(沈む)があれば、打ち損じだけでなく、空振りも狙える球種です。
ストレート(フォーシム)と同じ投げ方なので、取得しやすい変化球です。
➃ 野球ツーシームの曲がり方
ツーシームは、利き腕方向に曲がりながら、少し落ちる球種です「ツーシーム」の「シーム」とは、「ボールの縫い目」のことです。
一般的に、ストレート(フォーシーム)は、ボールが1回転する間に、打者(バッター)から見て縫い目が4回通過します。
一方、ツーシームは、握るボールの角度を90度傾けて投げるため、ボールが1回転する間に、打者から見て縫い目が2回通過します。
そのため、「ツーシーム」と呼ばれます。
➄ 野球ツーシームの投げ方
ツーシームの投げ方は、ボールの2本の縫い目の近付いたところに、人差し指と中指を沿わせて(引っかけて)握り、ボールの角度を90度傾けて投げます。
腕の振りは基本的にストレート(フォーシム)と同じです。
ボールが1回転する間に、ボールの縫い目が、2回通過(打者から見て)するので、ツーシームと呼ばれています。
⑥ 野球の試合で使われる、球種(13個)をまとめてみました
カットボール
フォーシームの握りから、人差し指を中指方向へずらした状態で握ります。
ストレートと、ほぼ変わらない急速ながら、打者の手元で1つ分ぐらい鋭く変化するのが特徴です。
正式には「カット・ファストボール」という名称で、「高速スライダー」や「カッター」などと呼ばれることもあります。
ストレート
「フォーシーム」とも呼ばれています。ボールの握りは、人差し指、中指、薬指とすべての指を縫い目にかけるようにします。
直線的な軌道の速球で、日本では、直球、ストレートと呼ばれています。
ツーシーム・ファストボール
単に、通常はツーシームと呼ばれています。
2本の縫い目の近付いたところの縫い目に、それぞれ人差し指と中指を置きます。親指は下側の縫い目に、腕の振りは基本的にストレートと同じです。
若干沈み、変化する速球です。
シンキング・ファストボール
握りは、ツーシーム・ファストボールと同じです。
2本の縫い目の近付いたところの縫い目にそれぞれ人差し指と中指を置きます。
親指は、下側の縫い目です。沈む速球という意味で、ツーシームなどの動く速球の中でも特に沈む軌道を持ちます。
アメリカでは、シンカーと略されていますが、日本のシンカーとは別物です。
シュート
ボールは、人差し指、中指が縫い目にそうようにして握ります。
指の外側にかけるようにすることで、シュウート回転をかけやすくなります。
右投手(ピッチャー)が投げれば、右に曲がり、左投手(ピッチャー)が投げれば、左へ曲がります。
右投手なら、右打者(バッター)を詰まらせ、左投手なら左打者(バッター)を詰まらせて打ち取るには、最適な球種です。
シンカー
中指、薬指で挟むようにして握ります。
中指の外側に縫い目をかけて握ります。投手(ピッチャー)の利き腕方向に曲がりながら落ちるボールです。
アメリカでは、沈んで変化する速球を意味する、シンキング・ファストボールの略称ですが、日本のシンカーとは、意味が異なります。
スクリュウーボール
握りは、シンカーと同じです。
投手(ピッチャー)の利き腕方向に曲がり、落ちるボール、シンカーと同じとする場合もあります。
右投手がなげれば、シンカーと呼び、左投手が投げれば、スクリューボールと呼び、違いの明確な定義はありません。
スライダー
人差し指、中指の感覚が良い方の指を縫い目にかけて、親指、薬指もかけるようにして握ります。投手(ピッチャー)の利き腕と反対方向に滑るように曲がるボール、縦に落ちる物は縦スライダー、球速が速い物は、高速スライダーと呼ばれています。真っ直ぐとスライダーの中間的変化をする球種は、スラーブと呼ばれています。
カットボール
ストレート(フォーシーム)の握りから、人差し指を、中指方向へずらした状態で握ります。
ボールを切るように投げると、ストレート(フォーシーム)に近い速い球速で小さく変化する球種です。
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カーブ
人差し指、中指の感覚が良い方の指を縫い目にかけて握ります。
親指も必ず縫い目かけて握ります。
比較的遅い球速で投手の利き腕と反対の方向に大きく曲がりながら落ちる球種です。
特に、球速が遅く大きく曲がる、スローカーブ、垂直に方向に大きく変化するものは、ドロップカーブと呼ばれています。
ナックルカーブ
通常のカーブと違い、人差し指を立てて握る(ナックルと似ている握り)ので、通常のカーブと同じような場合もありますが、揺れながら大きく落ちるように見えるのが、ナックルカーブです。
フォークボール
ボールの縫い目の外側に中指、人差し指の2本で挟むように握ります。
メジャーリーグでよく使われる球種の、スプリットフィンガー・ファストボール(S F F)は、フォークボールよりも浅く挟んで投げ、速い球速で縦に落ちる球種です。
チェンジアップ
チェンジアップとは、投手(ピッチャー)が打者のタイミングを狂わせるために、速球の時と同じ投球動作で緩い変化球を投げることです。
人差し指と中指、薬指、3本で握ります。強く握るとボールが引っ掛かりやすくなるので、少し指先を浮かす程度で握ります。
速球と同じ腕の振りで投げる遅い球です。
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